[原田家住宅/足立屋・あだちや]
真夏日の午後、蔵は強烈な日射しを浴び、それでも誰かの邪魔にならぬよう、静かに横たわり町を見守ります。
原田家住宅(はらだけけじゅうたく)は、長年の風雨に晒されて、黒漆喰(くろしっくい)の一部にわずかな色落ちが見られはするものの、豪華な構えの蔵に違いはありません。
通りに面し、南を向く蔵が店蔵(たなぐら)となり、蔵は裏手 母屋へと続きます。さらに奥へと文庫蔵(ぶんこぐら)を擁する配置となり、敷地 北の奥には穀蔵(こくぐら)と思われる建造物も存在していました。
写真は店蔵を、西の妻(つま)側より眺めたシーンとなり、はしごを固定するための折れクギも、今では壁面を装飾するオブジェのように映ります。
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